Googleエンジニアが書いたダイバーシティに関して思ったこと。

多くの記事が炎上として取り扱ってるけど、個人的な考察。
久しぶりの更新

話の始まりはここ。
http://gizmodo.com/exclusive-heres-the-full-10-page-anti-diversity-screed-1797564320
これを書いた人がいいたいことは、
「Googleはダイバーシティとして男女比半々を目指しているけど、それを目指すことは男女平等じゃないよ」
ってこと。
(ちなみに、ダイバーシティというのは、性別や種族、肌の色や年、国籍などにとらわれないよってこと。要するに多様性。)
んでもって、その理由としては以下
・女性は感情や美学で動くことが多いよ。
・女性には女性として人格的に得意不得意があるよ。コーディングは男性が好きとする分野だよ。
・女性は仕事と生活のバランスを求める傾向があるから、仕事が多くなるリーダーよりもバランスのいいポジションを選ぶ傾向にあるよ。
・特定の性別や人種の人のみのためのプログラム、指導、授業をしているけど、それをすること自体平等じゃないと思うよ。(おそらく、Mind the gapあたりのことを指している)
・要するに現状のダイバーシティを続けていくことはGoogleにとっても、社会的にもためにならないよ。

そして、現状からの改善点・考慮する点としては以下
・プログラム、指導、授業は特定の性別や人種にとらわれずにやろうよ。
・保守派の意見(この場合は書いてる人の意見)を聞いてくれよ。
・Googleは多様性以外に、心理的安全性にもちゃんと焦点を当ててくれよ。
・人間科学(性別特有の傾向)をちゃんと見てくれよ。

って感じだと思う。間違ってたらごめんなさい。
まあ、結構「え、それは偏見じゃね?」みたいな部分もあったけど、「まあ、わかる」って部分もあった。

まず、この内容に対してのツイッターでの日本人の反応としては、「そもそも開発をしたがる女性割合が少ないから、それを考えると男女比半々はムリがあるだろ」っていうのと、「まあ、男女それぞれ向き不向きはあるよ」って考えがそこそこ多かった印象。日本人の反応だから、もちろん国内に関してはという前提だけど。

んでもって、この反応からも女性エンジニアが国内にいかに少ないかがわかる。
もともと、「女性限定!もくもく会!」みたいなものがある時点でなんとなくわかってはいたけども。

女性はエンジニアに向いていないかというと、個人的には「性別はそこまで関係ない」と思っている。
もちろん、女性と男性で考え方が異なる傾向にあること自体は正しいと思うし、それ自体否定する人は自分のまわりを見ても少ない。
ただ、いわゆる脳科学における極端な話をしてしまうと、男性は目的が見えない仕事をしてくれないし、マイペースに行動するし、ストレスに弱いということになる。
仕事を仕事と割り切れていれば、脳科学の傾向はマイナスに働くことはならないはず。
そして、エンジニアという職業は体力が求められる仕事はあれど力仕事ではない。

むしろ、女性エンジニアだからこそという仕事もある。
例えば、中小企業の中のコーダー・エンジニアは企画の打合せから参加することが多い。
そうした際に、その企画が女性寄りの内容であれば、女性エンジニアならではの視線で提案ができるはずだ。
もともとIT業界自体が女性が少ない傾向にあるため、そうした人材は貴重。

また、女性は育児の事情や特有の事情で半休・遅刻等をすることはあると思うけど、スカイプやらチャットワークやらのツールがある今、その問題をクリアすること自体は難しくないはず。
(日本はなんか古臭い慣習が強くて、そういったツールに否定的な人が多いけど、効率とプライベート両方を考慮するならそういうツールを積極的に導入するべき)

こうして考察してみると、女性エンジニアは現状少ないが、IT業界自体はいくらでも進出する余地がある業界であり、むしろ前例が少ないからこそビジネスチャンスがごろごろと転がっているのではないかなと思う。
がんばれ、女性エンジニア。

ちなみに、このGoogleの記事を書いた人はもれなく解雇されました。
しゃーないね。以上。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。名前及びコメントは必須項目、メールアドレス及びサイトURLは任意です。